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2015年12月8日

【美白化粧品ってどうなの?】②美白成分の仕組みと選び方

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【相談者】Sさん

年齢:30代後半

悩み:シミ・そばかす

【相談者】Nさん

年齢:40代後半

悩み:肝斑

美容ライター:京香
【回答者】美容ライター 京香:40代後半

編集部:ユキエ
【司会】編集部ユキエ:30代半ば

【美白化粧品ってどうなんですか?】①シミにもいろんな種類あり を復習!

シミってなに?美白成分ってなんで効くの?

-美白化粧品って、いろんなメーカーがいろんなブランド名で出してますよね。しかも○○配合とかって、成分もたくさんあるみたいですし。どういう基準で選んでいいのか、もうよく分かりません。

Sさん

私もドラッグストアなんかですっごく迷います。でも結局、なにかの成分で日焼けをなかったことにするってことじゃないんですか? すでに出来てしまったシミが、塗るだけで消えるなんてことあるのかなあ。

京香さん

それではまずは、日焼けによるシミがどうして出来るのか、説明したほうがよさそうですねえ。

パラソルで日差しを避けるサングラスの女性
京香さん

日光のなかの紫外線が肌の一番上の層、「表皮細胞」にあたると、肌を守るために表皮細胞から情報伝達物質が分泌されます。そしてその物質が肌の2番めの層にある「メラノサイト」という細胞に、「メラニン色素」を作るよう指令を出します。

それで、その指令を受けたメラノサイトが、まずは「チロシン」というアミノ酸を作ります。次にこのチロシンに「チロシナーゼ」という酸化酵素が働き、最終的にメラニン色素に変化します。そしてこのメラニン色素が徐々に上の層に上がっていき……。

-日焼けで黒くなる、てことですね。

Sさん

でも日焼けで黒くなっても、いつの間にか元の肌色に戻ってますよね。

京香さん

それはお肌のターンオーバーで、最終的にメラニン色素はアカとなって剥がれていくから。でも何らかの理由で、メラノサイトがどんどんメラニン色素を作り続けてしまったり、ターンオーバーがうまくできなくてメラニン色素が居座ってしまったり。その結果がシミとなって残るんです。

肝斑の原因と対策は?

Nさん

私みたいな肝斑も同じ仕組みですか?

髪の毛で顔を半分隠す女性
京香さん

肝斑の場合は、紫外線もですが、ストレスや女性ホルモンのバランスもかなり影響しているんです。だから妊娠中の方や更年期の方、30~40代の方によく見られるんですよ。

肝斑の方は美白化粧品の他に、トラネキサム酸という内服薬を根気よく併用されると、効果があると言われていますね。

炎症性のシミ・そばかすには何が効くの?

-へえ。また違うものなんですね。じゃあ私はどういうタイプの美白成分がいいんですか?

京香さん

ユキエのような炎症性のものは、今説明したような紫外線による、メラニン色素の沈着が原因ではないんです。だから基本的には美白成分の出番ではないんですが、ビタミンC誘導体は有効です。

-え、ビタミンC誘導体以外の美白成分は効かないんですか! なんで~~!

京香さん

美白成分にもたくさん種類があって、どの段階の働きを邪魔するのかで分けられるんです。

たとえば「カモミラET」「トラネキサム酸」などは、メラニン色素を作るように指令を出す情報伝達物質の働きを阻害するんです。

カモミール畑
Sさん

初期段階でブロックってことですか~。

京香さん

次に「アルブチン」「エラグ酸」「ビタミンC誘導体」「ルシノール」「プラセンタエキス」「コウジ酸」「グラブリジン」などは、チロシナーゼの働きを抑制させるんです。つまりチロシナーゼをメラニン色素に変化させない。

Nさん

へえ、賢い!

京香さん

チロシナーゼ自体を減らす「リノール酸」もありますよ。

-美白成分ってそういう仕組みなんですね。なんとなく白くなる、みたいな単純イメージでした。

京香さん

そう、成分によって、どこにどう作用するのかが違うんです。だからさっき言ったように、ニキビ跡や傷跡は抗炎症作用のある成分じゃないと。ビタミンC誘導体やカモミラETがオススメですよ。

Sさん

私にはなにがいいですか?

京香さん

うーん、それは正直いろいろ試してみて、自分のお肌に合う成分を探し出すしかないですね。人によって効果がかなり変わるので。

-じゃあ友達に薦められて使っても、合わない場合もあるってことですよね。ふう。

京香さん

あれ、ユキエさん。その顔はなにかありました?

-い、いや……、実は今朝、白肌自慢の友だちオススメの美白美容液を買っちゃって。それが結構なお値段で……。

京香さん

成分は何なんですか?

-えっと……覚えてないですね。

京香さん

これからはちゃんと成分チェックしてください。それにしてもそんなに高いモノ、続けられるのかしら。

-まあ、ビタミンC誘導体じゃなくっても、日差しが気になる季節に集中して使えばシミ対策になりますし。屋外が多い日の前後とか。

屋外で日差しを浴びる女性
京香さん

ええ! それはダメですよ。「早めに予防する」のが鉄則なのに。当たり前ですけど、紫外線は一年中あるものなんだから。

-あ、そっか。事前にメラニン色素を作らないことが大切ですもんね。じゃあもう少しお手頃なお値段で、自分の肌に合ったものを探してみます。はー、高い勉強代を払っちゃいました。

*** END ***

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美容ライター:京香

40代後半。外資系コスメメーカーの販売員後、長年コスメやスキンケアアイテムの企画開発に携わる。現在はフリーの美容ライター兼サロンスクール講師。「基本を大事にしたアンチエイジング」をモットーとする。

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