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2015年12月23日

【漢方薬という選択肢】更年期障害に効く漢方薬って?

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こんにちは、体質改善インストラクターのヨウコです。

今回は女性ならどの年代でも気になるであろう、「更年期障害」についてお話します。

まず漢方薬が多く用いられる症状として、不定愁訴(ふていしゅうそ)が挙げられます。

不定愁訴とは「頭が重い」「いらいらする」「疲れやすい」「眠れない」といった症状があるにもかかわらず、検査をしても原因や病名が判断できない状態のことで、症状自体も安定しないことから、通常の薬剤での対処が難しいものになります。

オフィスで疲れた表情の女性

不定愁訴は年齢に関係なく起こるものですが、とくに女性は閉経前後、いわゆる更年期の時期に起こることが多く、これらを「更年期障害」と呼びます。

女性ホルモンの減少と不定愁訴

更年期障害が起こる原因は、この時期に起こる女性ホルモンの減少です。

女性ホルモンというと、排卵を促したり、乳房や子宮を発達させるといった、女性特有の器官に作用をするものとの考えられがちですよね。

でも実際は、自律神経を安定させたり、骨を丈夫にしたり、コレステロールを下げるなど、多くの器官に影響を与えます。

そのため、女性ホルモンの減少は閉経のみにとどまらず、ありとあらゆる器官の不調の原因となるのです。

通常の医療ではホルモン補充療法とともに、身体症状、精神症状に合わせた薬が処方されます。しかし症状がはっきりしない、複数現れる、といったことが起きやすい、更年期障害をはじめとする「不定愁訴」は、漢方薬が得意とする分野でもあります。

そのため漢方薬が使われることはめずらしくありません!

通常の薬では症状や病名に合わせた対処療法になりがちですが、漢方薬は原因となる「体質の改善」を目的とすることから、症状が安定しない状態でもその体質に付随するいくつかの症状に同時にアプローチすることができます。

より有利に作用することができるといえますね。

血が滞った状態の「お血」、血が不足する「血虚」

漢方薬ではその独特な考え方から、不定愁訴における頭痛や肩こりなどは血が滞った状態、「お血」が原因と考えられ、めまいや集中力の低下、睡眠障害などは血が不足する「血虚」の状態が原因と考えられます。

ベッドで顔を隠して仰向けになる女性

この場合の「血」とはいわゆる「血液」をさすものではなく、漢方における象徴的な意味合いがあります!

また、のぼせやほてり・動悸などは「気」の流れの異常と考えられる「気逆」の状態が原因とされ、これらの症状に合わせた漢方薬が処方されます。

更年期障害に用いられる漢方薬

加味逍遙散(かみしょうようさん)
温経湯(うんけいとう)
五積散(ごしゃくさん)
女神散(にょしんさん)
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
八味地黄丸(はちみじおうがん)
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
温清飲(うんせいいん)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
など

これらの中でも代表的なモノは、加味逍遙散(かみしょうようさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)ですね。

代表的な3つの漢方薬

1:加味逍遙散 ⇒ 

「なんとなくイライラする」方や「不安やウツっぽくて眠れない」と言った、精神的にダメだなあ、という時に使われます。

2:桂枝茯苓丸 ⇒ 

(精神的不調に使う加味逍遙散とは逆に)身体的な不調のときに使われます。たとえば、頭痛やめまい、のぼせ、生理・子宮に関する不調、また血流の悪さからくる肩こりなどの体調不良などに効果的です。

3:当帰芍薬散 ⇒ 

貧血気味で冷え性の方向け。疲れやすくてむくみやすいのも、該当する方の特徴です。

ただし症状が当てはまるといっても、その漢方薬がピッタリと合うとは断言できません。ですが、きちんと自身の体質に向き合い、より良い改善策を選択してもらえればと思います。

ドラッグストアで薬剤師と話す女性

そう、更年期障害は症状もその重度も人それぞれ。つい我慢してしまう人もおられるようですが、ストレスがかえって更年期障害の悪化につながることもあります!

さらに漢方には「未病を治す」といった概念もあります。
あまり我慢せずに治療を行うことが、重症とならない秘訣かもしれませんね。

※各お悩みに合わせた漢方薬のご紹介を、今後不定期で更新していきます。少しでも気になる症状をお持ちなら、チェックしてくださいね。

体質改善インストラクター:ヨウコ

30代前半。若いころから体調不良になりやすかったため、ツボや姿勢矯正、サプリメントについて学ぶ。現在はスクール講師。 長く続けられる体質改善のコツを、分かりやすく紹介することを目指す。

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